バリアンにあう ③

「バッド・スピリットがいる」

バッド → 悪い

スピリット →　成人向け漫画

私の脳の中の少ない英語のボキャブラリーをかき集めると、
なぜか漫画「スピリッツ」のロゴが浮かびました。　（笑）

魂、勇気、精神、、、？
・・・スピリットってどういう意味だっけ？

詳しく訊くと、
どうやら、私の体の中に、悪い精霊がいて、
気の流れを滞らせているのだそう。

ワヤン　「わたしのチカラでは、それを取り除くことができないの。
　　　　　わたしのおじいさんならそれができるわ。
　　　　　おじいさんに会ってみますか？」

悪い精霊が体の中にいると、いわれて
ほっておくわけにはいかず・・・。

午後からのゴア・ガジャ観光をキャンセルして、
おじいさんのところに行くことになりました。

数分後、ドライバーのお兄さんみたいな人がお店にきて、
私と、トゥッティと、お兄さんの3人で車に乗って
バリアンであるおじいさんのところに向かいました。

バリアンとは、、、、
修行によって神様に近い位置を得た「呪術師」と呼ばれる人。
呪術や人の心体の治療行為を行うことができると言われている。
バリの人々はこのバリアンに日常的に病気や悩み、神事などを
相談しているのだそうです。

車でニュークニン通りのもっともっと先に向かう。。。。

20～30分くらいしたころに、
バリアンの家に到着しました。

とっても、感じのよいおじいさん。

トゥッティがなにやらムニャムニャバリ語で説明してくれています。

まぁ、ここに座って。

おじいさんが、私の肩に手を置いた瞬間、
ビリビリビリっと、電気が走る感覚。　痛い！


そのあと、頭や背中を手でさわってチェックしてくださったのですが、

悪い精霊がみつかると、


「うぉっほっほっほっほ！いたいた～～」

と、高笑い。

その部分をグリグリグリ！

「痛い！！！」

最初は指で押していたのですが、途中から、お腹に隠し持っていた？
短剣のようなものを出して、

グリグリグリ


やばい、、、、皮膚、、切れる、、、

ものすごい激痛！

・・・・しかし、皮膚は切れず。。。。（笑）

※短剣といっても先は尖っていません。


病院に行っても原因不明で、
いつも　「じくじく痛いな～　なんでだろう？」
と思っていた胸脇とか、右膝など、
気になっていた個所にくると、　ズバリ

「あ、ここ。ここ。　　あ、ここにもいる」

といって、

うぉっっほっほほ、、、、

こどものように無邪気な様子で短剣でぐりぐり抜き取ってくださいました。

施術が終わったあとは、
敷地内にある祠でお祈りと浄化。
（なぜか、この時、ドライバーのお兄さんも
私の隣で一緒に祈っていた（笑） ）

ちょっとぐったりもしたけど、（恐怖で）
とてもスッキリした気分です。

おじいさん、ありがとうございました！

そして、私はまたトゥッティたちと、
ワヤンさんのお店まで車で戻ります・・・・。

つづく。。