10個を2個に

1998年〜2000年頃。
私はタイのバンコクに住んでいました。

行ったばかりのころは、
会社を辞めてまで行ったのだから何かをつかまなきゃ
・・・・と、焦燥感に駆られ、焦る気持がふつふつと沸き起こる日々。

しかし、ここはタイ。

日本では1日に10個こなせていた日々の仕事も、
ここではなかなか思うように進まず。。。

●なんといっても気温が暑いこと。

●言葉の問題

●交通の便が日本とはちがうこと。

●いろんな手続きにやたらと時間がかかること。


今日もやろうと思ってたこと2個しかできなかった、、、と
誰かにせかされてるわけでもないのに、いつも何か焦りの気持がありました。

そんなある日、、、、

ふと、

そうだ！ 今は日本とは環境の違うところにいるんだから

10個できなくてもいいんだ。 2個できたらよしとしよう！

だって、焦ったっていいことないよ。。。。　

....という心の声がきこえてきて

日本のペースを押しつけて苦しくしていた自分にハッとしたというか。


なぜ、こんな話を思い出したかといいますと、

今日の東京は本当に寒く、朝は雪がぱらつく感じで。。。

今日もあれもこれもと欲張ってやろうとしていたけど、
「10個を2個に」 のことをふと思い出し、

体が寒さになじむまでは、無理しないで
2-3個でよいことにしてあげようと、ちょっと自分をゆるめてみたのでした。